その物語の先を生きる私たち/『シン・ゴジラ』観てきました

『シン・ゴジラ』観てきました

今話題の『シン・ゴジラ』、ようやく時間を作って観てきました。

まだ観ていない方も多いと思うので
ネタバレにならないようにして書きます。

『シン・ゴジラ』を観に行こうと思い立ったのは話題だったというのもありますが、
「3.11以降、それを文学・映画として初めて乗り越えようとした作品だ」との評論を読んだことがきっかけでした。

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その物語の先を生きる私たち

実際に映画を観てみて鑑賞後の今の感想は、まだ上手く言葉になりません。

東北大震災の映像や、福島原発事故を彷彿とさせる場面が幾つもありました。
『シン・ゴジラ』は3.11以降の日本を、「ゴジラ」に託して、逃げずに描き出そうとトライしたことは間違いないと思います。

二つ感じたことがあります。

まずひとつは
今までの時代のやり方でやりくりが出来ていた時代は明確に終わったと言うこと。
政治の描写などがパロディ的に描かれていますが、それをパロディだと感じている私の中にもその「古いやり方」は存在しているのだということ。

もうひとつは、映画の中で描かれたこの物語は閉じられていないということ。
物語として
「めでたし、めでたし」でもなく
「そうやってひとつの村は消えました」でもなく
閉じられていない現在進行形の物語。

映画ではこの物語の絶望感が巧妙に薄められているように感じました。
その物語が途中のまま手渡された、そんな気持ちです。
言い換えれば今の日本のこの現実を目の前に突きつけられたような。

私たちは
この国のこの時代の物語のその先を生きて行くしかない。
見終わった今は、そんな重苦しい気持ちです。

もうすこしこの気持ちが言葉になったら、また記事で書いてみようと思います。


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