岐阜モスク再訪/イスラーム文化講座に参加しました。

岐阜モスク

岐阜大学のほど近く。

畑の中にぽつんとみえる丸屋根。

岐阜の畑には珍しい白亜の建物。
よく見ると丸屋根の上には黄金色の三日月のオブジェ。

でもそれが田園風景の中にしっくりと溶け込んでいます。

この建物は「岐阜モスク」です。

モスクとはイスラーム教の礼拝堂のことをいいます。

アラビア語ではマスジド( 「ひざまずく場所」の意)といい、
毎日の礼拝や、信者が集う場所を指します。

この岐阜モスクでは月に1回イスラーム文化講座を開催されています。

2年前にお伺いして以来、一度子どもたちと参加したいなと
思ってい願いが叶い、今回念願の再訪です。

イスラーム文化講座 テーマ「コーラン」

今日のイスラーム文化講座のテーマは「コーラン」でした。

「コーラン」とはイスラーム教の聖典をさします。
唯一不二の神(アッラー)から預言者ムハンマドに対して
下された啓示がまとめられたものです。

まずは岐阜モスクの管理をされているシリア人
オバリ・アブドルカーデルさんからコーランについて
座学で学ばせていただきます。

途中配られた紙にはコーランの一説がカタカナで書いてあります。

「では、コーランを読んでみましょう」

と順番に参加者全員がいきなりコーランの実践。

独特の美しい抑揚と響きで語られるコーランは
一度はどなたも聞いたことがあると思います。

質疑応答で聞いてみました。

「コーランのあの抑揚は決まっているんですか?」

ところが答えをきいてみてびっくり。
あの抑揚はどういう抑揚をつけても良いのだそうです。

そのかわりに一節を読むスピードと、休む長さは
厳密に決まっているとのこと。

岐阜モスク見学

モスクの中で中心なのが、礼拝する部屋です。

この部屋を案内してくださった時にオバリさんがこう質問されました。

「お寺や神社にはあるものがこの部屋にはないんですよ。
わかりますか?」

部屋はメッカの方角に向けて、作られています。
その方角に向けて礼拝する部屋の一番前には
まるいくぼみがあるだけ。

そう、この部屋には、仏像のような礼拝の対象物が一切ないのです。

イスラーム教は偶像崇拝をしないという教義があります。
ここ岐阜モスクも装飾は青系のタイルで作られた美しい幾何学模様が
壁にはめ込まれているだけ。

敷かれている絨毯には、きれいな筋状の模様があり、
礼拝のときにはこの模様の上に並んで皆さんが礼拝をされます。

壁には電子時計がかけてあり、今日1日の5回の礼拝の
時間が表示されていました。

こちらは文化センターとして使われている部屋。
ここでアラビア語講座や、アラビヤ習字教室をされているそうです。

壁にかけてある習字は見事。
筆でなく竹ペンで書く習字です。
曰く日本人は習字の文化があるのでアラビア習字は
コツを掴むのが早い人が多いとのことでした。

イスラーム文化講座は毎月開催されています。
関心のある方は是非!


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