人に伝えるということ/映画『この世界の片隅に』

人に何かを伝えるということ

人に何かを伝えるという場面は、日常の中にいくつもあります。

あなたは人に何かを伝えてみたときに
「伝わった!」と感じるときと
「なんだか伝わらなかった。。」と
感じるときがありませんか?

この伝わることと、伝わらないこと。
その違いは実は「ある一点」にあると思っています。

今日、ある映画を観にいきました。
その映画は「ある一点」を実に丁寧に描いていました。

その「ある一点」は何にあると思いますか?

映画『この世界の片隅に』

その映画は
今話題の映画『この世界の片隅に』。

映画の内容や、この映画がクラウドファンディングを通じて、多くの方のサポートで作成されたことなどは是非リンク先の映画サイトを読んでみてください。

映画『この世界の片隅に』

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この映画は1925年生まれの主人公のすずさんが、広島に育ち、呉にお嫁いりして生きていく暮らしを描いた作品です。

この映画は実に淡々と、すずさんの日常の暮らしを丁寧に描いていきます。

そして起こる戦争。
だんだんと戦時下の暮らしに日常が変わっていきます。

この映画がなぜ多くの人に伝わるのか、と言えば

それは

「事実」

を丁寧に描いているからだと思います。

人は目の前にある「事実」を「解釈」します。
そして、人の数だけ解釈はあり得ます。

例えば戦争について言えば
多くの映画は、戦争に対して賛成や反対といった立ち位置があり、その描き方もその立ち位置に沿った場面や内容を切り取って描いていきます。

それが悪いというわけではありません。

ただ、「解釈」によって描かれたものは、人に手渡されたときにそれが誰かの「解釈」であるということをどこかで感じるものなのです。

ところが、この映画は、戦時下に人々がどんな暮らしをしていたか、ということを淡々を描いていきます。

そしてその描く事実はほとんどが「すず」さんに見える事実で描いています。

ひとりの人が置かれている事実を丁寧に描くこと。

おそらく、この映画は当時何があったか、というリサーチをかなり綿密にされた上で作成されているのだろうと感じました。

「解釈」に立つのではなく
「事実」で伝えること。

その先、手渡された人がどう「解釈」するかということを強いないこと。

これこそ、人に何かを伝えたい、とするときに必要な一点なのだと思っています。

映画『この世界の片隅に』感想

この映画は、子どもと観たかったので、高1の上の子、中1の下の子と一緒に岐阜のTOHOシネマズに見に行きました。

年間通してかなりの数の映画を観ている映画好きの上の子、『はだしのゲン』愛読者で、広島の原爆のことに人一倍心を寄せている下の子、それぞれにこの映画を深く感じているようです。

この映画を観ていて、ふいに涙が止まらなくなる場面がいくつかありました。

上手く言葉になりませんが、すずさんの決して平穏と言えない暮らしや人生の事実が描かれていく中で、「人が生きていく切なさと愛しさ」に心揺さぶられたからなのかもしれません。

この映画はおそらく、長く名作と言われる映画だと思います。

是非多くの方に観て頂きたい、
そしてその「事実」を観て感じたそれぞれの心の中に生まれたものを語りあってみたい、そんな風に思っています。

事実と解釈をわけるには

もし、あなたが
「人に何かを伝えるときに伝わるようにしたい!」と思うなら、方眼ノートを書くことは大きな力になるはずです。

なぜか?

それは方眼ノートが「事実」と「解釈」と「行動」を分けてノートをとる方法だからです。

方眼ノートを取っていくうちに、だんだんと「事実」と「解釈」を分けて物事をとらえらえるようになってきます。

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