大岡信さんを偲んで

はじめての切り抜き

今も忘れません。

中学生の時にはじめた新聞記事の切抜き。

最初に切り抜いたのが
朝日新聞のコラム大岡信さんの
「折々のうた」でした。

折々のうた

「折々のうた」という
コラムをご存じですか?

1979年から2007年まで掲載されていた
朝日新聞1面の連載のコラムです。

毎朝、朝日新聞の一面に
10cm足らずの正方形に近い
囲み中に
詩人の大岡信さんが
詩歌や言葉について書かれていました。

「折々のうた」のwikipediaにこんなことが書かれています。

新聞のトップに、詩歌についてのコラム(「折々のうた」)が置かれるのは、日本はおろか世界的にも異例のことだったようで、実際、海外の詩人やマスコミからも驚かれたという話を大岡はしている。このようなコラムが可能なのも、日本に短詩型文学の伝統があってこそのことだとも書いている。

 

180文字の世界

その大岡信さんが亡くなられました。

「折々のうた」は
引用する作品は2行まで、
解説部分は180字までという
制限のコラムでした。

「折々のうた」の文字数を
今回改めて知ってびっくりしました。

180文字での紹介だったんですね。

180文字と知ってびっくりしたというのは
ひとつひとつの「折々のうた」が
見せてくれる世界が180文字とは思えない
豊かさだったからなのです。

美しい日本語の響き

中学校で私の切り抜き帳の
最初の1ページに貼られた
「折々のうた」。

それ以来、私の切抜き帳には
「折々のうた」が幾つも幾つも
貼られていました。

美しい日本語の響き。
見知らぬ詩人の言葉。

今私が毎日俳句を3句よんでいるのも
詩歌に心が揺さぶられるのも
あのコラムが届けてくれた
ギフトのひとつのように思います。

大岡さん、
沢山のギフトを頂きました。
本当にありがとうございました。


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