3年前のtweet
2013年8月6日にあるツイートをしました。
それは仕事で見た一枚の戸籍。
その戸籍の向こうに見えた戦争の風景にハッとして、
当時twitterに140文字ぴったりで投稿140文字ぴったりエッセイ
にしてツイートしました。
相続の仕事で戸籍を取得することがある。数年前、ある方の戸籍を辿っていって取り寄せた一枚に釘付けになった。同じ戸籍の中で、世代の違う複数の人が同じ日に亡くなっている。1歳前の赤ちゃんも40代の女性も70代の男性も。日付は昭和20年8月9日、場所は長崎。その日、そこで起こった出来事。
— 青木文子 (@bun_aoki) August 6, 2013
その時は特にリツイートがかかる訳でもなく
そのままタイムラインに流れていきました。
2016年自己リツイートしたら
長崎の原爆忌になると、私はこの1枚の戸籍のことを思い出します。
今年の8月9日の朝も、その戸籍のことを思い出したので
昔の自分のツイートを探し出してリツイートしてみました。
それからしばらくすると。。。
なぜか、スマホがピロンピロン鳴り続けます。
何が起こったの?
見てみると、長崎の戸籍のツイートに
次々リツイートがかかっています。
あれよあれよという間にこの三日間で
現在450リツイートを越えました。
200以上のいいねが付いています。
時空を越えて届くこと
3年前にまったくリツイートがかからなかったツイートに
今年のリツイートが450かかったということ。
このツイートをリツイートした方達は
それぞれに何か感じてくださったのだと思います。
幾つかの偶然の引き金はあったと思いますが
ある人が目にした偶然が別の誰かに伝播していく。
この波紋が拡がっていく中で
ひとつ強く実感したことがあります。
「ネットに乗せた情報は時空を越えて誰かに届くことがある」
ということ。
時空を越えて誰かに届くかもしれない言葉
それは本と似ているかもしれません。
自分の知らない昔の人の著書が
届けてくれるその人のメッセージ。
あなたがネットに書いた言葉は
時空を越えて知らない誰かの目の前に差し出される時があるかもしれない。
今は反応がない投稿でも
時空の向こうにいる知らない誰かが待っているかもしれない。
ある日の司法書士事務所の片隅で誰かに伝えたいと強く思ったこと。
それをなんとか伝えたくて、何度も書き直して140文字にしたことを覚えています。
それが時空を越えて偶然の重なりでて多くの人に伝わったという事実。
ネットという不思議な空間にある力をあらためて感じました。
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