「戻らない旅路もありて花野かな」
毎日三句の今日の二句目。
この句にfacebookで沢山の反響を頂いた。
旅はどこに向かうものだろう。
そして最後どこにたどり着くものだろう。
旅路に対して
「家路につく」という言葉があるように
旅はいつか戻ってくるものと
人は多く無意識に
思っているのかも知れない。
生きると云うことは
一方通行の二度と戻らない旅路である。
「戻らない旅路を歩いている」
と思えば
自分が抱えているこだわりや
握りしめているいくつかのことを
さらりとそこに置いて
まだ見ぬ未知の風景の中を
歩いて行けるような気がした秋の宵である。
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