価値の手渡し方/『西遊記』のお釈迦様がやったこと

あなたは西遊記をご存知ですか?

あなたは「西遊記」をご存知ですか?

西遊記は様々なストーリーが交錯しますが、その一番大きなものが、三蔵法師が孫悟空や猪八戒をおともに天竺にお釈迦様の仏典を頂きにいくというものです。

西遊記

三蔵法師一行はそのために苦難の道を天竺に向けて旅をしていきます。
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私は中学生時代西遊記その中でも孫悟空が特に大好きで、本の冒頭を空で言えるほど繰り返し読んでいました(今、私が仏教好き、妖怪好きなルーツもここにあるのかもしれません)。

ある年代以上の方だと、夏目雅子さんが三蔵法師を演じられた、テレビドラマの「西遊記」を思い出されるかもしれません。

さて、あの西遊記のラストってどんな風になっているかご存知ですか?

白紙の仏典

三蔵法師一行は苦難の旅の末ようやく天竺に到着します。
そして、お釈迦様から貴重な仏典を何巻も頂き、この仏典を人々に広めようと帰路についたときにある事件がおきます。

なんと、その仏典が白紙であったということが判明するのです!

お釈迦様の元にとって返した、三蔵法師一行、その中での特に孫悟空は怒ってお釈迦様に詰め寄ります
「白紙の仏典を渡すとはどういうことです!」

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価値の手渡し方

最近「価値の手渡し方」ということを考えています。
「価値の手渡し方」というと大仰に聞こえるかもしれません。

例えばあなたが誰かに何かの情報を勧めたいと思ったとき。
例えばあなたが誰かに大切なことを伝えたいとき。

「価値」を伝える、というのは営業することもそうでしょうし、講座や講演会で話をすることも「価値」を伝えるということそのものです。

西遊記の話を思い出したのは、
この話が「人に「価値」を手渡すとはどういうことか」ということの一つのヒントをくれているかもしれないと思ったからです。

なぜか?

例えばその仏典が、三蔵法師やその先にいる人たちに簡単に手に入るものだったらと想像してみてください。
果たしてその仏典は大切に扱われるでしょうか?
そして、苦難の末に手に入れた仏典が、さらにダメ出しに、白紙だったとしたら。
ようやくわたされた有字の仏典をさらに大切に扱うようになると思いませんか?

もちろん、それはお釈迦様が意地悪であるとか、
なんで最初から渡してあげないのかとか、
それはただ焦らしているだけ、という風にとることもできます。

それでも
もし、あなたが「価値の手渡し方」ということを考えている時に、その見方で読む『西遊記』は一つの大切なヒントをくれるはずです。

 


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