のぼり坂の時も、くだり坂の時も/今日の卦明日の卦

「占い」ってしますか?

占いすることってありますか?
良い結果が出るといいなぁ~と思って占いませんか?

私は昔そう思っていました。

良い結果がでれば嬉しいですし、
悪い結果が出るとどこか不吉な気持ちがして怖くなったりして。

私自身、西洋占星術と易と占いをする人ですので
(青木文子司法書士事務所には裏メニューで
西洋占星術鑑定と易占いがあります(笑))

占いに良いも悪いも無いと思っているのですが、
今年の初め「ある出来事」があって
あらためてそのことを気づかされました。

その「ある出来事」とは。。。

 

易経

易ってご存じでしょうか?
ドラマのワンシーンや街角で、易者の看板を出した机の前で、
沢山の棒(筮竹と言います)を持ってじゃらじゃらとやっているあれです。

易の元になっているのは「易経」という書物です。
トップの写真の本は易経を原文と書き下し文と古来からの朱子らの注釈を全訳したものです。

易経」は四書五経のひとつ。
四書五経(ししょごきょう)とは、儒教の経書の中で特に重要とされる四書と五経の総称です。

『易経』(えききょう、正字体:易經、拼音: Yì Jīng)は、古代中国の書物。『卜』が動物である亀の甲羅や牛や鹿の肩甲骨に入ったヒビの形から占うものであるのに対して、『筮』は植物である『蓍[1]』の茎の本数を用いた占いである。商の時代から蓄積された卜辞を集大成したものとして易経は成立した。易経は儒家である荀子の学派によって儒家の経典として取り込まれた。現代では、哲学書としての易経と占術のテキストとしての易経が、一部重なりながらも別のものとなっている。

易はとても奥が深いです。
占いとしてでなく「哲学」そのものでもあると言われています。
「易」に関しては様々な解説書や研究書が出ていますので、詳しくはどうぞそちらをお読み下さいね。

 

当たるも八卦、当たらぬも八卦

当たるも八卦、当たらぬも八卦という言葉があります。
八卦とは易における8つの基本の形のことです。

この8つの基本の卦を上と下で組み合わせたものが「卦」になります。
上、下がそれぞれ8種類あるので、
全部で組み合わせで卦は全て64種類の「卦」があることになります。

そしてこの64種類の「卦」にそれぞれの意味が
易経に書かれています。

私は筮竹は使いませんが、
毎日易用のサイコロで「卦」を立てています。

今年のはじめ。。。

今年のはじめ毎日立てている「卦」が
いわゆる悪い卦(良いも悪いも本当は無いのですが)がでることが
が続きました。

具体的にいうと「四大難卦」と言われる
困難を表す卦が立て続けに何日も出続けたのです。

これが冒頭に書いた「ある出来事」でした。

これには結構考え込んでしまいました。
そんなに運勢が悪いのか、どうなのか。

そして色々考えているうちにあらためて
あることを感じたのです。

 

のぼり坂の時も、くだり坂の時も

易はそのときの流れを表すといいます。

どんな好調の時も、その次の低調の流れがどこかにひそんでいるものですし、
どんなに低調でもその低調ばかり続く訳ではありません。

全ては流れていく水のように
寄せては返す渚のように
常に変化し続けていくもの。

一見、良いように見えていることも必ずしも全て良い訳ではなく
一見、悪く見えていることも必ずしも全て悪い訳ではなく。

目の前の事実の解釈次第でしかないということ。

その変化の流れに身を置いたときに
その身の処し方のヒントを教えてくれるのが「易」なのだと思いました。

嵐の時にはじっと耐えることを。
その嵐の耐え方切り抜け方があるだと。

今向かうべき時は思い切り踏み込むことを。
二の足を踏んではいけない時もあるのだと。

そのことを頭では分かっていたつもりだったのですが、
改めて「からだ」で感じさせられる出来事でした。

そして、もっと言えば
そこからどんなヒントを得るかは「自分自身」が決めること。

そんなわけで今日もサイコロをふって「卦」を立てています。

 

 


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