「魔女の宅急便のキキみたい」ひとライブラリーゲスト体験レポート

にんげん図書館のイベント「ひとライブラリー」

昨年8月ににんげん図書館のイベント「ひとライブラリー」のゲストをさせて頂きました。ひとライブラリーは、ゲストが人生の中で出会った本、その人を形成してきた本を紹介しながら、自分の人生と、本との関わり方を語る企画です。

「自分の人生のターニングポイント本」
そんなお題で本棚をひっくり返しながら、本を選び出す作業。その本と出会った書店の片隅の風景、その本を手渡してくれた人の顔が思い浮かびます。途中なんども「あぁ、そう、この本なんだよ!」とつぶやきながらの不思議な時間となりました。

 

フィードバックは宝物

「自分の人生のターニングポイント本」を紹介したあと、参加の皆さんからそれぞれにフィードバックや感想を頂きました。その時のイベントレポートをにんげん図書館を主催する山本茜さんが書いてくださっています。転載の許可を頂いたので、こちらに再録させて頂きます。

その時頂いたフィードバックや感想はどれも宝物です。7月1日発行のメルマガでも書きましたが、他の人から見た自分、どんな印象で自分が他人に受け取られているかってなかなかわかりません。実際に「こんな印象だよ」と聴かせてもらうことは新しい自分に気づく発見の機会です。

「ぶんちゃんは、魔女の宅急便のキキみたい」というのはとっても意外でした。頭に赤いリボンをつけてみようかな。

このブログのプロフィールにもあるように、私は「全てを通して「人が物語を語ること」の可能性を信じて」います。にんげん図書館も「ひとの物語」に向かい合う活動だと思いました。

もっと多くの人が自分の物語を語り、他者の物語を聴く時間と空間が増えていきますように。茜さん、お声がけありがとうございました!

 

ひとライブラリー青木ぶんちゃん

元記事
にんげん図書館~人と本が出会う場~
ひとライブラリー青木ぶんちゃん


にんげん図書館~人と本が出会う場~
ひとライブラリー青木ぶんちゃん
8月15 日(土)13:30~17:00 場所:地域資源長屋なかむら 参加者6名
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ひとライブラリー 青木ぶんちゃん

ひとライブラリーは、その人を形成してきた本との出会い、本との関わり方を紹介していただく企画です。人の本棚の一部を見せていただくように、その人が出会ってきた本を紹介していただきます。

今回のゲストは青木文子さん(ぶんちゃん)
岐阜県で、司法書士事務所を構えながら、メイクアップアーティストやワールドカフェファシリテーターとしても活躍。最近は狩猟免許を取得したらしい!

集まった参加者6人のぶんちゃんとの関わりは人それぞれ。
20年来の付き合いである人もいれば、ブログで知っていて会うのは初めてという人もいた。
ぶんちゃんとの接点の場所により、見えているぶんちゃんの姿も違う。
どんなぶんちゃんの姿が立ち上がってくるのでしょうか?

今のぶんちゃんが生まれた原点

子どもの頃、尊敬していた人は田中正造、宮澤賢治、ガンジー。
その生き方、本から学んだことは、「現場に立つこと」「被支援者=支援者 人は支援される・支援する側と分けることができないのではないか?」「常に当事者としてある」ということ。

大学では、農村社会学を学び、日本の各地でフィールドワークを行う。
農家に突撃しおじいちゃん、おばあちゃんの昔話を聞く取り組みを重ねる。
最初は「お前なんかに話すことはない!」と言われても、めげずに訪問を試み、話を聞く。
目の前の人が自分の物語を語ること、聞く人がいることで、相手が変容するのを目の当たりにする。

人生がフィールドワーク
大学教授になることを薦められるが「フィールドワークはどこでもできる!」と思い、
人生のフィールドワークが始まる。

結婚・出産を経て、どう働き、生きていこうかと悩んだ時、「あなたも作家になろう」(集英社)を読んだことから毎日日記をつけることになり、日記をつける中で、自分の思いが見えてきた。〝経済力が自分はほしいのだ〟と気がつき、自分で身を立てることができる司法書士を選び、そこから4年間勉強して司法書士試験に合格。

「司法書士はフィールドワークである」と、最初から思っていたわけではなく、司法書士として仕事をする中で気付いたこと。離婚、相続などの問題を抱え、でぶんちゃんに相談に訪れる人に向き合うことは、大学時代のフィールドワークの経験に重なる。

「支援者=被支援者」と子どもの頃に思っていたこととぶんちゃんが司法書士として、ファシリテーターとして行っていることに何も変わりはない。

自分の目で見る。会いたいと思った人には会いに行って、自分で考えて、調べて、本を読む。掘って掘って掘りまくり、選択する道を選ぶ。
なかなかここまで調べたり、行動したりできないなぁ・・
ぶんちゃんの人生の過程はフィールドワークそのもの。
自分で選択し、自分で決めることを引き受ける強さを感じる。
その強さを人には押し付けない。
目の前の人の見え方、感じ方も尊重して、対話をしていく優しさも感じる。

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最後に「ぶんちゃんという本にコピーをつける」という時間を持った。
ぶんちゃんは、魔女の宅急便のキキみたいという人がいて、「わかるわ~」と思った。
ほうきに乗って、呼ばれたところに飛んでいき、話を聞く。
そんな姿はぶんちゃんみたい。

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ぶんちゃんそのものが物語で、味わい深い物語を読んだ後の充実感で満たされる時でした。

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