「あわい」という言葉
「あわい」という言葉をしっていますか?
「あわい」とは
「あいだ」とか「間」とか
そんな意味です。
方言で
「あわいさ」という言葉が
残っている地域もあるようです。
そんな「あわい」
実は物事は「あわい」から
動きはじめるのかもしれない。
今日はそんなお話です。
ちょっと感覚的なお話
高野山に行って
「あ、そういうことだったのか!」という
発見がありました。
論理的ではない、ちょっと感覚的なお話です。
でもひょっとしたら「ピン!」と
来る方がおられるかもしれないので
お伝えさせて下さいね
そしてすこしあやしいかもしれないので、
それでも良い方だけこの先をお読み下さい。
***
1が有って、はじめて2が存在する。
1と2があって
産まれる3という「間=あわい」。
そこにはじめて宿る物語。
***
今のあなた、という1がありますよね。
そして将来なりたいあなたを決めると
そこに2がおかれます。
その1と2があると
はじめて
その間=あわいが産まれて
そこにあなたの物語がはじまる、
そんな風にイメージしてみて下さい。
ちょうど1年前に見た映画『君の名は。』
その映画感想の心象スケッチに似たことを書いていました。
「あわい」に立ち上がる物語
もともと「あわい」というのは古語です。
今の日常会話ではあまりつかわれません。
詩歌や文学の世界に残っています。
「あわい」という言葉の響きが好きで、
私の俳句にはよく登場します。
人と人のあわい。
人と物事のあわい。
「あわい」の中にしか残らない気配。
「あわい」の中にしか立ち上がらない物語。
あなたが何かになりたい、
ここを目指したいと思うとしたら。
それはあなたという1に対して
新しい2を置くこと。
そしてそこにうまれる3。
そこからあなたの物語は
すでにはじまっているのかも、しれません。
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