ものごとの理(ことわり)を見通すこと/和算に恋した少女

 

和算ってご存じですか?

和算ってご存じですか?

時は江戸時代。日本の数学の水準は当時世界レベルだったとも言われています。そのころの日本の独自の数学のことを和算といいます。

私が最初に和算に興味を持ったのは「算額」でした。

算額(さんがく)とは額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納したものである。平面図形に関する問題の算額が多い。数学者のみならず、一般の数学愛好家も数多く奉納している。
wikiより引用

中学時代から数学の証明問題が大好きだったので、
「証明問題を神社に奉納するなんて面白い!」
と興味を持っていました。

 

数学はなんのための学問?

大学時代にサークルに数学科の先輩が居ました。
その先輩はお父様も数学科の教授という数学一家。

その先輩にこう聴いたことがあります。

「数学って学問はなんのためにあるんですか?」。

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そんな私の質問にその先輩はこう答えました。

「数学は論理的に物事を考えるための学問だよ。そのために数学はあるのさ。」

 

『和算に恋した少女』

最近、書評を見て「お!」と買った漫画があります。

その名も『和算に恋した少女』

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アマゾン書籍紹介より引用
江戸時代に隆盛を極めた日本独自の数学「和算」。和算家の父に育てられた主人公・米倉律(よねくら りつ)は、ひょんなことから知り合った南町奉行同心で、飄々とした中年男・深井転(ふかい うたた)とともに江戸で起こる難事件を次々に解決していく。律の目にはすべてが和算の問題に写り、問題を解くことは三度の食事より歌舞伎役者より大好き! そしてその夢は、失踪した父といつか巡り会うこと…… 計算によらず思考で勝負する、思わず解きたくなる問題が全編にちりばめられた和算ミステリードラマ。

その中にこんなセリフが出てきます。

「いい?ソロバンだけが算術じゃないわ。算術の神髄はものごとの理(ことわり)を見通すこと。」

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ものごとの理(ことわり)!

算学が「ものごとの理」をどのようにひもといていくかは、是非この作品を読んでみて下さい。

私はこの作品を読んで、先ほどの大学時代の数学科の先輩の言葉を思い出していました。

 

数字にしてみること。
法則をみつけてみること。

算学がものごとの理(ことわり)を見通すことという言葉。

物事を見るときに感性も大事ですが、
数字化、数学的な見方をしてみると、感覚だけでは見えなかったことが見えてくるという意味の言葉だと思っています。

人は応にして自分の「解釈」だけで物事を見ていたり、思い込みだけで物事をとらえようとしてしまいます。

その「解釈」から逃れるために
例えば数字にしてみたり、数学的に法則を見いだしてみることはとても大切なことだと感じています。

それでは、法則をみつけるにはどうしたらいいでしょうか?

それには記録をとることしかない、と思っています。

記録をすること、そこから解釈すること。
そのために、まずはノートに事実を書いていくこと。
最近、毎日の行動記録を方眼ノートに書いています。

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この『和算に恋した少女』を読みながら
方眼ノートは和算にも通じるかもしれない!と密かに思っています。

 

 


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