【毎日三句】 刻々と何かを告げて秋の雷 鳳仙花空に向かって歌いけり 誰も皆見ないふりして九月かな  …
TAG 俳句
毎日三句2019.09.03
【毎日三句】 里の秋うたう背中の歴史かな 音程をとることもなく地虫鳴く 子どもらに取り残されてねこじゃらし …
毎日三句2019.09.02
【毎日三句】 外つ国のデモを思いし雁来紅 遠くへと行くには高く鷹渡る 教わりし恋などなくて黄鶺鴒  …
毎日三句2019.09.01
【毎日三句】 来し方の炎をみたり震災忌 帰りたる地図は持ちいて秋燕 鬼の子の揺れるばかりで良しとする メルマ…
毎日三句2019.08.31
【毎日三句】 何度でも飛び越してみる八月尽 はじまりの冥きをみつめ秋新月 花茗荷いちにちありし命なり &nb…
毎日三句2019.08.30
【毎日三句】 輪郭のとれぬつぶやき月夜茸 営みはいつも変わらぬ稲の花 去年ほど出番はなくてレモンかな &nb…
毎日三句2019.08.29
【毎日三句】 眼差しの澄んだ女よ秋が来る 子の顔の二つ並んで二つ星 すべからく終わりに向かい秋の蝉 &nbs…
毎日三句2019.08.28
【毎日三句】 旧友に出会いしショウリョウバッタかな 手を放す祈りがありて秋の暮 朝顔の名残を残し終わりけり …
毎日三句2019.08.27
【毎日三句】 爽籟や足取りどこか軽くして 虫すだくひとつひとつの声があり 鬼灯や身一つなりと思し召せ &nb…
毎日三句2019.08.27
【毎日三句】 群れなして子どもは育つ赤とんぼ 振り返ることは優しく秋ともし 畦道を秋の七草口にして &nbs…