【毎日三句】 空蝉やいまだ抱けるなにものか 盆前の新幹線よカンナ咲く 幾人が彼岸に向かう九日か …
TAG 俳句
毎日三句2019.08.08
【毎日三句】 タクシーの捕まえられず今朝の秋 この国の急き立てるもの蝉しぐれ 本当のことを言ってよ秋薊 &n…
毎日三句2019.08.07
【毎日三句】 吹く風の色が変わりて土用果つ 目に見えぬ天井があり入道雲 たまさかに聞こえつくつく法師かな &…
毎日三句2019.08.06
【毎日三句】 言の葉を繰り返すしかなく原爆忌 洗ひ髪時代にいきて女かな ありふれた世界にひそみ夾竹桃 &nb…
毎日三句2019.08.05
【毎日三句】 炎昼の大気かき分け歩きけり 集まれるものはなにもの誘蛾灯 忘れゆくことも選びて茗荷かな &nb…
毎日三句2019.08.04
【毎日三句】 生きゆける世界はまるく雲の峰 天空に身をゆだねけり青嵐 土用東風重力というハグがあり &nbs…
毎日三句2019.08.03
【毎日三句】 風死してビルのあわいを歩きけり 恋心おくびに出さず酔芙蓉 海月には海月の言葉ありにけり &nb…
毎日三句2019.08.02
【毎日三句】 命とは水を抱きて山滴る 我が道は東にありし向日葵か 今生は八月大名なれぬなり &…
毎日三句2019.08.01
【毎日三句】 自らのなにを求めてえごの実よ 生きるとは祭りのごとく蝉鳴きぬ ざっくりと切りし西瓜の扉かな &…
毎日三句2019.07.31
【毎日三句】 外つ国へ橋がかかれよ夏の雲 今生の踊り場にいて土用入り 整えし今ここがあり百日紅 …