毎日三句&haikuphoto20231220
【毎日三句&haikuphoto】 紅点を記憶にうちて濃紅葉 古暦未だ書き込みされていて くちびるに触れし幾つの寒桜 &n…
【毎日三句&haikuphoto】 紅点を記憶にうちて濃紅葉 古暦未だ書き込みされていて くちびるに触れし幾つの寒桜 &n…
【毎日三句&haikuphoto】 燃え盛る方に向かいて埋火よ ただそこにあるようにあり十二月 くちびるの色と比べて冬苺 …
【毎日三句&haikuphoto】 手袋をしたようにみえかじけ猫 胸奥へポインセチアの赤を抱き ゆく路へ散華のごとき風花す …
【毎日三句&haikuphoto】 来るべき何を待ちたるアドベント 目に見えぬ響き動きて音叉なり 君の手の触れて開きし冬光 …
【毎日三句&haikuphoto】 足元に置いてゆくもの年の暮 誰よりも己を愛し室の花 冬薔薇アルトの声を響かせて &nb…
【毎日三句&haikuphoto】 もう一度巡り逢いたる十二月 冬水面全て愛しきものとして 振り向けば牡丹焚火の煙なり &…
【毎日三句&haikuphoto】 蔦紅葉あした待たるるその宝船 水星の逆行師走新月か くだら野であることもまた道なれば …
【毎日三句&haikuphoto】 花枇杷の人目につかず華やぎて 小鳥来る今生季節変わりゆく 半鐘のごとき知らせよ鵙猛る …
【毎日三句&haikuphoto】 鮮やかに生き銘仙の夢をみる 水平も時空も越えて師走かな 結びたる帯の向こうに祖母がいて …
【毎日三句&haikuphoto】 黄落や君の残した気配にて くだら野を響かせていてディーゼルか 塗香をうなじに纏う師走なり  …