【卒業に寄せて】
下の子の中学校
卒業式が終わりました。
クラスの友達と写真を取り合う歓声。
ここから先、それぞれに行く道が
枝分かれしていく最初の分岐点。
「君たちは面白い時代に生まれたね」
そう思います。
時代はますます予測不可能だけれど
そもそも未来なんて予測不可能。
未来が予測可能だなんて幻想を
みんなが抱いたり、押し付けられる時代でなくて
それぞれが模索せざるを得ない時代。
この時代に生まれたことは
もちろん安穏とはしてられなくて
ときに厳しいものではあるけれど、
それでもなお、この時代を十二分に
愉しんで味わってほしいと思います。
そして自分の頭で考えて、
自分の力を誰のために使えるか考える
そんな人間になってほしい。
それでしかこの世の中は
より良い世界へと変わっていかないから。
我が家では小さいときから
12歳になったら、もうお母さんはおこらないよ
15歳になったら、ひとりで生きていく準備に入るよ
18歳になったらそこからは自分で生きていくんだよ
と言い聞かせてきました。
上の子は12歳になる前の晩にポツリとこう言いました。
「もう、お母さん、いろいろ言ってくれなくなるのか~」
しらない間に子どもたちの意識の中に
入っていたのでしょうか。
でもまさか子どもふたりとも
15歳で親元から離れる選択をするとは
思いませんでした。
そう、15歳になったら、そこからは
ひとりで生きていく準備。
私にできることは君たちの背中に
翼をつける手伝いだけ。
卒業おめでとう。
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