司法書士ってどんな仕事?
講演会などで講師をさせていた後で、参加者の皆さんが帰る道すがら、
「そうそう、今日お話ししていた弁護士の人」
「行政書士の人だったよね~」
と耳にすることがあります。
そんなお声をよく聞くので、
最近は講演会や勉強会の前には必ず
「司法書士とは」というお話をさせて頂いています。
弁護士、司法書士、税理士など様々な士業と呼ばれる職業。
それぞれ独占業務とよばれる専門分野がありその分野での専門家として活躍します。弁護士であれば裁判関係、税理士さんであれば確定申告等、税金関係の仕事が専門分野になります。
そのなかでも、司法書士の仕事は、確かにわかりにくいかもしれません。
司法書士は 街の法律家
司法書士は一言で言うと「 街の法律家」と思って頂けたら、と思っています。
揉め事や契約書、相続や家族問題、そういった様々なことをお聞きして
話を交通整理する、そしてその方策を考えたり、
新たな専門家につなぐことが仕事だと思っています。
司法書士には何を頼めるの?
具体的には司法書士の専門分野は
主に登記と140万円までの民事代理権による裁判・和解・相談業務
及び裁判所提出書類作成などです。
私自身は、皆さんに説明するときに司法書士業務は
大きく分けて五つあるとお話ししています。
▶不動産登記(土地の移転や相続による名義変更、抵当権設定)
▶商業登記(会社・法人設立登記や役員変更、会社の解散)
▶裁判所提出書類作成(相続放棄や養子縁組、差押え)
▶140万円までの民事事件における裁判の代理人や示談交渉
▶成年後見制度申し立て・及び後見人就任
成年後見人制度に関しては一般の方も就任することが出来ますが、
職業後見人(士業など)の中では司法書士が一番活躍しています。
たとえば
○会社を作りたいけれど、どんな会社にしようか?
○ローンを返し終わって、抵当権の抹消書類を銀行からもらったんだけれどどうしたらいい?
○親が亡くなって土地の名義変更をしたい。
○遺言を公正証書に残したいけれどどんな書き方をしたらいいの?
○相続放棄をしたいんだけれど。。。
○離婚の話し合いが上手くいかない、話し合いの内容を協議書にしたい
等々の場面でお手伝いすることができると思います。
先ほど書かせて頂いたように司法書士は街の法律家。
まずは困ったときの窓口として皆さんのお役に立てればと思っています。
いつでもお気軽にお声がけ下さいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
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